崎枝に住む者として、かつての水源地をいちど見ておきたいと川をたどった。

古い地図をたよりに、川をたどって水源地を目指す。実は数日前に、川下からたどったのだが、断崖絶壁と滝に阻まれてそれ以上上流へ行けなかったのである。

これが、前回、ここまでで断念した場所。10mまでは無いか、それでも両側に垂直に立った崖。その奥に一筋の滝。滝つぼの水たまりは腰ぐらいまでの深さはあるか。
これに行く手を阻まれて、その先へ行くことは断念した。
これはこれで、みごとな滝だけれど。

さて、そこで、今回は屋良部林道の途中から森に入り、川の上流から水源地を目指すこととした。
最上流は、水が無い。川下へとたどっていくうちに水の流れができていく。
途中、オオウナギ発見。目視できたものの他、水音を2回聞いた。水音のサイズからして、それらもオオウナギと思われる。

水源地までは、1時間ほど。ようやく堰堤までたどり着いた。
達成感。
ここで、朝食とコーヒーで「朝カフェ」。


堰堤をさらに、川下へたどると、コンクリート製の水路が伸びているのを発見できた。


数100メートルはある水路。水路はいったん途切れるが、その先に再び設置してあった。


水路が途切れ、さらに川下に行くと、川の両側に石柱。
これは何の跡だろう。石柱にとくに文字などは無かった。


その先にも水道管。

この先、大岩が多くなり、川を下るのは困難になっていく。
もう、先に川下から引き返した断崖絶壁に到着しようかというところで、岩を降りるのは難しい場所に来て、これ以上は危険と判断。引き返した。その先にもコンクリートの水路らしき物が見えていた。

断念したところから振り返ると、こんな滝。
ここは、なんとか、下った(帰りは上った)。

以上、崎枝村の旧水源地の探検。
この水源を、今後、何か水不足などが発生し、復活するなどはかなり厳しい。
そもそも、こんな険しい場所に、堰堤を作ったり、水路を作ったり、先人の仕事には感服する。
そのときには、川下からたどったのか、おそらく距離を考えると川下からだろう。断崖絶壁の大岩を越えて、資材を運んだ苦労はどれほどのものか。それとも、川をたどるのでないルートがあるのだろうか。
なんにせよ、先人にとって、水の確保は死活問題だったことだろう。
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